面白法人カヤックの組織づくり

motegi (2011年07月24日 17:18) | コメント(0) | | トラックバック(0)

7月22日(金)にエスプール総合研究所で行われた、「カヤック代表が語る!社員が10倍楽しく働く職場の作り方セミナー」に参加してきました。

 

面白法人カヤックは、昨年、私が一部執筆をさせていただいた「クリエイターの渡世術~20組が語るやりたいの叶え方~」(㈱ワークスコーポレーション)で、カヤックのスタッフの働き方が紹介されており、その独特の組織の作り方に興味を持っていました。

 

今セミナーでは、面白法人カヤックの代表柳澤大輔さん自らカヤックの組織づくりについて語るということで、非常に楽しみにしていました。

備忘録的に、柳澤さんの話をまとめると・・・、

 

①会社を成長させるのは「人」の力ということを大前提とし、組織戦略に徹底的にこだわった。

 

②会社を楽しく持続的に成長させるには、働く人の納得感を増やすことが大事。そのためには、組織と戦略の整合性を取れているかを常に確認すること。

 

③大事なのは「経営理念」と「人」。

⇒会社の経営理念が、働く人の心にささっているか?

⇒人にこだわる組織=経営理念にこだわる組織

⇒経営理念が、日々の仕事の中での羅針盤となっているか?

⇒経営理念が、将来の方向性を含んでいるか?

 

面白法人カヤックは、創立時に「どういう会社をつくりたいか?」というところから考え始め、創立メンバーは、「会社自体が見ていて面白い=会社自体がコンテンツ」であるというところを目指して立ち上げたそうです。そして、そのために大切なのが、それをつくる「人」。そのため、組織戦略を徹底的に考え抜くようにしたそうです。


そんな、カヤックの経営理念は、「つくる人を増やす」。


この理念に共感し、天職だと思える人と一緒に働くために、採用に関しては、理念と行動指針をオープンにし、一緒に働けるかどうかを見極めているそうです。また、評価に関しても、スタッフがカヤックの理念に沿った仕事が出来ているかについて評価をしているとのこと。


そして、人事制度や会社行事にも徹底して、理念の浸透に価値を置いたものとなっています。


 


「経営理念」に会社の方向性が明確にされており、また、それに共感し天職だと思える人を採用するために、採用には妥協しない。さらに、働く環境下でも、常に「経営理念」に立ち返り、目指す方向性を確認する仕組みづくりを行っている。


カヤックの強みは、戦略、戦術、それを支える制度等が、すべて「経営理念」の実現のためのものとなっているところにあると思います。そして、それらをブラすことなく、しかし、環境変化に対応しているところが、高い成長性の要因であるような気がしました。


 


セミナーでは、そのほか、会社の戦略立案についてのお話や、サイコロ給などの独特な制度が出来た背景など、興味深い話をたくさん聞かせていただきました。


素敵な経営者の方から、たくさんの貴重な話を聞かせていただく機会に恵まれ、大きな充足感を得ることが出来ました。感謝。


 


今回のようなセミナーに参加すると、いつも沢山の気づきを得ることが出来ます。


こうして得た気づきを、多くの経営者の方に還元できるようにしていくことが、私の大切な役目のひとつだと思っています。


 


今日も、お読みいただき、ありがとうございます。


皆様が、素敵な毎日を過ごされますように。


 


 


勉強[414950] - 写真素材
(c) タカサンストック写真 PIXTA

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